2017年1月15日日曜日

英文5000ワード

原稿一件、書き終えました。英文5000ワード。

しばらくぶりにこの字数で書いてみて分かりました。日本語で原稿を依頼されるときの「原稿用紙30枚」の制限で書くのと感覚的には近いです。文字数なら11000字前後でしょうか。

何が近いのかというと…本格的に論を展開する前の段階で規定の文字数に来てしまう感じです。後半まで書き進めて最後は書きながら考える、というやり方で、ある主題について創造的に考える作業はできない文字数です。

そんなの個人的な感覚だろ…と言うことなかれ。字数という枠組みがアフォードする思考のスタイルは必ずあります。ツイッターの制限つき文字数で書かれることを見ているとよく分かる気がしませんか?

この原稿、もともとは発表原稿に手を加えて論文集に入稿するという企画ものに誘われていたのです。が、事情あって発表そのものが実現しなかったので、発表用に作ったアブストラクトをもとに一から書きました。アブストラクトはここに載せてあります。
http://embodiedknowledge.blogspot.de/2017/01/the-unrealized-talk.html

内容は…またにします。とりあえず英文5000ワードで書くことがどういうことか分かったので、ここに記録しておきたいだけだったのでした。関心のある方は出版をお待ちください。2018年にオランダのBrillから刊行される予定です。